ラーメン屋を独学で開業した話①
就職難なこの時代 好きな事を仕事にしてる人がいったいどれほどいるのだろうか?
私は好きでもない仕事を、仕事の為だけに1日が終わると言う人生を送っていた。
ラーメン屋を独学で開業するに至るまで
ある日、地元で少しマイナーそうなラーメン屋を訪れた!
そこにあるのは知っていながら一度も入った事が無かったラーメン屋だ。
行ってみた理由は、子供の頃親によく連れて行ってもらった、今は無きラーメン屋とほとんど同じようなラーメンを提供すると言う情報を掴んだからだ。
そこは、昔ながらの鶏がらスープに手打ち麺の中華そばだった。
食べてびっくりでした。
乱切りの麺にスープの香り、子供の頃から好きだったあのラーメンだったのです。
あの店が無くなってからもう一生食べれないと思っていたから感動でした。
店主さんに話を聞いてみると、その店主さんも無くなったあのラーメン屋の味を再現してみたかったとの事。
私は思いました。
自分も、自分が好きなラーメンを作ってみたい!
子供の頃食べたあの味を親や嫁さんにも食べてもらいたい!
そう思って完全に素人であり、ラーメン業界の事も全く知らないくせにラーメン屋を開業する事を決意したのです。
ラーメンをイチから研究する
まずは家でやれる事からやってみました。
醤油ラーメンの作り方を本やネット、YouTube等を見て、見様見真似で作りました。
案外そこそこの味になったのが嬉しくて、嫁さんや親に味をみてもらってからの試行錯誤の連続です。
最初はスーパーで売っている麺を使い、ラーメン作りも何度かやっているうちに、遂には麺も打ち始めました。
スーパーで中力粉と強力粉を買い込んで、中力粉の裏にうどんの打ち方が簡単に書いてあったので、参考にしながら、YouTubeも何度も見て麺打ちを覚えました。
本・ネット・動画・今は大抵の事は調べて覚える事ができます。便利な世の中です。
味玉やチャーシューは、お酒のおつまみに、時々自分で作っていたので、すぐトッピングする事ができました。(メンマは市販のものです)
ラーメン屋開業に向けて、自宅で何度もラーメンを作っては自分で食べて味の確認をしたり、友達や仲間との飲みの誘いがあれば、家に招き飲みの〆にラーメンを作って感想やアドバイスをもらい研究を重ねました。
初めてのラーメン屋開業
そして素人ながら、自分なりのラーメンを作れるようになり、思いったってから数か月後、潰れたスナックの空きテナントを見つけ、友達の大工さんと嫁さんの協力も借りて
私は遂に自分のラーメン屋をオープンさせたのです。
つづく